底砂を白にするのか、黒にするのか・・・
砂がいいのか、砂利がいいのか・・・
底砂について、経験談です。
2017年5月現在、120cm×45cm×45cmの水槽に対し、大磯3kgとブラックホール8kgを敷いています。
合計11kgで、ごく薄く敷いている意識です。
「砂」か「砂利」か。
元々は(ディスカス時代から引き継いだ)「アマゾンの白砂」(超細粒)を敷いていましたが、白い底砂だと金魚の色が褪せる(けっこう褪せます汗)ため、困っていました。その後少し経過して「渓流砂(茶色系)」をブレンドして「茶色化」しました。
下の画像は、パっと見グレーに見えますがアマゾンの白砂+渓流砂のブレンドです。LEDが青白っぽい白を照射しているため、底がグレー色に見えます。
しかし、別の問題が出てきました。
まず「砂」だと、1つ1つの粒度が小さいため、プロホースが使えず掃除が行き届きません。(プロホースに簡単に吸い込まれてしまう、吸い込みを弱くすると掃除にならない・・・)
この状態の中で、金魚が底砂をパフパフするのが大好きなため、「エサと一緒に砂を飲み込む」「頭に砂を被ってしまう(被らせてしまう)」「肉瘤の中に砂粒が入り込む」「夜に底で休むとヒレに白いカビが付く」「常に体から粘液を出すようになる」「肉瘤が萎んだ感じになる」「肉瘤にも綿かぶりのような症状が出る」ことが発生。
水槽セット当時はとってもいい感じでしたが、時間の経過と共に、だんだんと金魚の状態が悪くなりました。
さらには、お腹をパンパンにして転覆(沈没型)する金魚まで出てしまい、気が付くと金魚全体に元気がなく、どんよりした泳ぎばかりになっていると気づきました。整理するとこうです。
- 白い砂は金魚の色が褪せてしまう
- (砂利ではなく)砂だとプロホースに吸い込まれやすく掃除ができない
- 金魚が砂をパフパフする度に砂が舞い上がり金魚の体や頭に砂がかかる
- 金魚の体や頭にかかった砂から、金魚が粘液を出したり病気ギミになる
- 金魚がエサを食べるときに砂も一緒に食べてしまう
- 金魚が底に沈むタイプの転覆になってしまう
やっぱり金魚の方が優先です!
結構気に入っていたこのアマゾンの白砂+渓流砂ブレンドは、すぐリセットすることにしました。
やっぱり大磯。そしてブラックホールをブレンド。
やっぱり大磯!(笑)・・・他の経験者がそう言っているじゃないか
どうせリセットするなら、過去の問題を一挙解決したいと考えて、大磯(7厘・3kg)+ブラックホール(8kg)にしました。
「ブラックホール」がどのような砂利かは検索してください笑。(真っ黒な小石です)
「ブラックホール」がどのような砂利かは検索してください笑。(真っ黒な小石です)
リセットでやりたかったことはこうです。
- 底砂は極薄く敷きベアタンクに近いようなメンテナンス性にする
- 金魚はフンが大量なため、低床掃除を多めにする覚悟で底面フィルタにはしない
- プロホースで掃除できるようにする
- 水槽奥を少し厚めに敷くことで、安い水草をぎりぎり植えれるようにする
- 金魚が砂を誤飲しないでかつ、好きなだけパフパフさせてあげれるようにする
- 色あせ防止のためできる限り黒色にする
↓リセット後の底砂はこのようになりました(下の画像2枚)
手前は底が見えるかどうかというくらい(ゴミが溜まる余地がないくらい)薄く敷き、奥は3~5cmほど敷いています。
手前は底が見えるかどうかというくらい(ゴミが溜まる余地がないくらい)薄く敷き、奥は3~5cmほど敷いています。
結構な黒色だし、これで全て問題解決です!
(リセットしたばかりで水が青白くみえています)
- ごく薄く引いたのでベアタンクに近くメンテしやすくなった
- 水草も植えられた(但し安くて成長の早いものに限られる)
- プロホースで掃除できるようになった
- 粒が大きくなり金魚が底砂を誤飲することがなくなった
- 7厘の大磯なのでおもいっきりパフパフして頂ける笑
- ブラックホールの黒色で色あせ防止になる
そのほかの良かったこと
- 砂利をごく薄く敷いたので水槽内が広く、引き締まって見えるようになりました
※オーバーフロー濾過槽から水槽内へ水を戻すパイプを加工し、循環する水量は多く、水流は中の弱にしたことで、小さな浮遊ゴミは濾過層側に流れていきやすくなりました
※アマゾンの白砂を沈殿させため、水量も水流も極弱くせざるをえませんでした - 底砂がパフパフしやすくなったので、フンがすぐ壊れどんどん浮き上がり、水槽前面の底砂にはゴミがあまり溜まらないようです。
※水槽奥や水流が弱い所にゴミが溜まるが、逆に掃除しやすい - 灰色の大磯と黒色をしたブラックホールをブレンドすると、大磯が目立って灰色化してしまうのではと心配しましたが、問題ありませんでした。
※金魚がパフパフするたびにブラックホールが上に、大磯が下になっていきます。
(完全にではありません)
画像で比較
↓白っぽかったアマゾンの白砂+渓流砂のとき(以下3枚)
↓黒色化させた大磯+ブラックホール(以下2枚)
当面これで行ってみようと思います。
(底砂掃除をしなくてよいということではありませんのであしからず苦笑)
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番外編です。
「黒色の砂利探し」でちょっとだけ苦労しました。
金魚が誤飲しない粒の大きさで、真っ黒で、粒が丸みをい帯びているものが、意外と無いんです。
検索すると黒い色をした底砂・砂利が出てくると思いますが、微妙に茶色だったり、白・黒交じりだったりします。
一番避けたいのはキラキラするタイプの「雲母質の石」です。
これは砂利の先が尖っていたり、小さく薄く刃物のように剥がれ落ちたりするので、魚のエラに入り込んだり、肉瘤の隙間に入り込んだりしかねません。
結果、探しに探し回って、パフパフ用に大磯の7厘粒、黒色化用にブラックホール、その2種類のブレンド、となりました。
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