2017-06-08

オーバーフロー用ポンプのダウンサイジング(静音化&省電力化&流量抑制)

マグネットポンプのダウンサイジング(小さいものに付け替える)お話しです。
 ⇒当記事下に、ポンプの仕様比較と電気代比較があります

ボクが使っているオーバーフロー水槽は、水槽台(キャビネット)下にマグネットポンプが設置されていて、濾過槽から水を汲み上げ、水槽内まで揚水して水を循環させています。

元々、オーバーフロー水槽のセット品だったマグネットポンプですが、この水槽自体が、店舗の生け簀用や海水魚用でも使えるようになっていたため、強めのものがセットされていました。(これ自体は問題ではありません)

海水魚は水流強め。それでも足りなくて水流ポンプを足すようなこともあります。
※実際、付属のポンプの流量を最大にすると、水槽内が洗濯機のように回りました笑

しかし金魚の体形維持のためには、止水(水が流れていない状態)がよいと言われることもあるほど。
ポンプのコックをひねると流量を抑えられるようになっていますが、ひねりすぎるとポンプに負担がかかりさらに発熱しそうで怖いです。
※コックを90度・水平まで絞ると水が沸騰するとかしないとか!?

ということで、以下の理由で、マグネットポンプを「2サイズ」ほど落としたものを別途購入して付け替えることをしました。
  • 金魚の体形維持のために水流弱めにしたい
  • 酸素の供給やゴミを濾過槽に流すために、中の弱くらいの水流で調整したい
  • ポンプの負担を減らして夏の室温(≒水温)上昇対策をしたい
このほかにも、
  • 水流が強いと有茎型の水草が「たなびいて」しまう ※これ結構問題
  • 水流が強いと金魚が頑張って泳ぎ続けてしまい、背びれを畳む癖がついてきた汗
  • ポンプの音をもっと静かにしたい
  • ポンプは24時間・365日稼働するので電気代が高そう

【付け替え前後のポンプの仕様比較】

a)元々標準だったポンプ SANSO PMD-582B2M
 ⇒本体重量3.4kg、消費電力100W、標準揚程5m-標準揚水量35L/min

b)ダウンサイジングで付け替えたポンプ SANSO PMD-371B2M
 ⇒本体重量1.7kg、消費電力44W、標準揚程3m-標準揚水量19L/min

 ※本体重量50%ダウン、消費電力56%ダウン、揚水量46%ダウン


【付け替え前後のポンプの電気代比較】


A)元々水槽セットに標準だったポンプ SANSO PMD-582B2M
 ⇒電気代:100W×24時間×30日×26円(1kWあたり)=1,872円/月(22,464円/年)

B)ダウンサイジングで付け替えたポンプ SANSO PMD-371B2M
 ⇒電気代:44W×24時間×30日×26円(1kWあたり)=824円/月(9,888円/年)

 ※22,464円-9,888円=12,576円/年の電気代削減



中央が元々のポンプ、右が付け替えたポンプ
一番左はチワワ(笑)。

消費電力は半分以下なのにパワーは十分

ちなみに、この2つのポンプは、給・排水口のサイズが同規格になっていて、付け替えが簡単でした。


【その他の効果について】

・稼働音
正確な測定機器は持っていませんが、かなり小さくなりました
※水槽台の扉を閉めるとほぼ無音に(喜)。水槽外に置いてあるエアポンプやフロー管を落ちる水の音の方が大きく聞こえるほど。

・発熱
正確な測定機器は持っていませんが元々のポンプより小さいはずです
※手でポンプに触れてみるとあまり変わらないくらい熱いですが・・・

・水温上昇抑制
マグネットポンプは、水中モーターと違って水を直接温めてしまうようなことは無かったと思うのですが、水槽台の扉の中や部屋全体も相当に温められていたはずなので、こちらも幾分かはよい影響になると思っています。



趣味は楽しく。経過をみて何かあればまた報告します。



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2017-06-07

水合わせのこと

水合わせについては、金魚を始めようとする人が一番最初に覚えることかもしれません。
ボクも子供のころ初めて、金魚屋のおばちゃんに教えてもらったことを覚えています。

ほとんどの人が知っているだろう水合わせ・・・しかし基本すぎて、ついつい雑になっていませんか!?

新しく金魚を買ってきたときだけでなく、大掃除などで別の水槽やバケツに移し替えるとき、塩水浴や薬浴のときなどやるべきシーンは多いので、水合わせの要件に適っていてかつ、できるだけサッと簡単にやれる方法の方がよいと思います。
(一応点滴法の道具も買ってみましたけども)

そこで思い出したのが、小さいころに金魚屋さんのおばちゃんに教えてもらった方法でした。これが一番シンプルで一番問題が出ない方法のように思います。


↓皆さんも知ってるハズのコレ。特に新しい方法ではありません。

~シンプル水合わせの方法~


  1. 金魚を袋ごと水槽の水面に浮かべます
  2. 30分ほどしたら袋の口を開け、水槽の水を袋の方に少し入れます
  3. これを10~15分くらいごとに水槽の水を袋の方に少し入れ、2~3時間ほど繰り返します
  4. 元々の袋の水と、水槽の水が6~7割以上に交じり合ったら金魚を水槽に入れます

  • 水槽の方の水はカルキ抜きがされている前提です
  • 金魚の場合が前提。特にエビ、ミジンコ等はこの方法では死ぬと思われます
  • 高級熱帯魚の場合も死なないにせよ「危ない橋は止めておく」です
  • 自宅での薬浴用に水合わせをするような場合には、手桶(料理用などの取っ手が付いたプラ製のボウル)でやる方法やバケツでやる方法もあり
  • 金魚を水槽に移すとき、できれば、袋側の水は水槽に入れないようにします
    ⇒病原を気にしているつもりですが、結局、病原体は金魚の方にもくっついていると思いまので、できる限りのつもりでやっています
  • 話が分かりにくくなるので「トリートメント」の事は除外しています


【失敗談】

・手で大体の水温を確かめて、金魚をボチャン!と入れてしまう
 ⇒金魚を水に入れた直後、派手めに泳ぎ出し、まもなくして底に沈んで動かなくなる症状が出ることがあります(水温ショックかPHショック)
 ※昨日まで元気だった金魚が水替え後から調子を悪くするような状態

 ⇒その後、そのまま体調を崩して弱り白点などが出ることもありますが、今度は白点の方に囚われてしまい、また別の薬浴用の新水に移し替え、ますます弱らせてしまうようなことにならいように注意です

 ⇒問題が起こってから回復させることの方が難しいです。金魚のためにも限界の追求は止めてあげましょう

 ⇒特に温度の低い方への耐性が弱いです。また、古い水から新水に移した場合も弱いと思います。温度差についてはは+ー2度程度内にしておくのが無難と思われます


・水替え時の水を水道の蛇口(浄水器も同様)から流し入れてしまう
 ⇒水替えをした晩や、翌日などに金魚が底に沈んでじっとしてしまう症状が出ることがあります(水温ショックかPHショック)

 ⇒これは結構やっている人を見ますが・・・だいたい全水量の3分の1程度だと大きな問題が出ないことが多いようですね。しかし水替えの水量がつい、半分や6~7割をしてしまったときにアウトになったり、中でも体が弱い1~2匹だけが底に沈んでしまうような場合もあります

 ⇒逆に半分や6~7割といった量の水替えが金魚に良いという人もいますが(ボクも実際にそう思いますが)、これはカルキ抜きや水合わせがキチンとされた前提です


・ほか、塩水浴や薬浴のとき、古い水を避け、100%新水に移し替えたい場合もありますから、この時の水合わせも忘れないようにしなくてはなりません



水合わせは「水質を合わせること」と「水温を合わせること」の2つに分解して考えられると思いますが、冒頭に書いた金魚屋さんのおばちゃんが教えてくれたシンプルな方法が、やっぱり理にかなっていると思います。


慣れてきても水合わせは忘れない
きもちい~♪
(水替え後に全ての金魚の活性が上がる状態が理想)







PHショックって、あの「かき氷を急いで食べたら頭がキーンとなる、の全身バージョン」だったらどうしよ(怖)!?

結局、水合わせを全く知らない人はいないだろうと思っていて、問題は”このくらいは(手を抜いても)大丈夫かな”と考えてしまう心理があるのではと思っていて(ボクだけ苦笑?)・・・

水合わせは必ず。必要分を。





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2017-06-06

青文魚(高頭セイブン)



青文魚(セイブンギョ)兄さんです。

今年春、数少ないメスの黒らんちゅうを追いかけまわし、まんまと卵を産ませた挙句、悪びれる様子もなくひょうひょうと水槽内を泳いでいる様子を激写。
 ⇒卵は12匹だけ羽化しましたがうまく育てられませんでした涙。。。

もともとショップで「黒オランダ」かと思って買ってしまったこのヒト(金魚)。
(値札に名前書いてないんだもん涙笑。ちなみに英名はBlue Orandaというらしい)
数日後、自宅でネット検索していると「青文魚」であることが判明。

「黒オランダ」で検索すると、ちょっと違う形をした(バルーンっぽい)黒オランダの画像がたくさん出てきます。
さらに調べると、青文魚の中でも長手オランダ型をした「高頭セイブン」のようです。


地味なようですが、キレイに並んだウロコが角度によってメタリック・グレーに光っていて結構目立ちます。

角度を変えると真っ黒にも見える青文魚

ウロコがメタリック・グレーに光って結構目立つ

真っ黒らんちゅうさんとの色の比較

この高頭っぷり(肉瘤のこと)


緊急検証!高頭セイブン兄さんの肉瘤比べ


サラサオランダさんに肉瘤比べを挑む青文魚兄さん
左胸ビレで「ちょっ、ちょっ(こっち来い)」としている。

サラサオランダさんとの一戦(青文魚兄さんの勝ち)


結果に不満のサラサオランダさんからの嫌がらせ(笑)


【青文魚兄さんのコメント】
いや~、ボクだって金魚ですからね。
そりゃ、真っ赤とかサラサ色に生まれたかったですよ。
まぁ仕方ないからこのままで生きて行きますけどね。









※すぐ上の2枚の画像に映り込んでいるのは「チワワ用のえさを入れているボウル」ですスイマセン。(画像撮るなら夜がいいですね涙)

今のところエサもモリモリ食べて病気知らずの青文魚兄さんですので今後も元気に大きくなってくれることと思います。



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2017-06-03

オーバーフロー水槽/キャノピー/ろ材のこと

120cmオーバーフロー水槽とキャノピー

オーバーフロー水槽とキャノピー(水槽の上に乗っている天蓋)、ろ材などを買ったお店の情報です。水槽もホントにいろんなメーカーや種類があって悩みます。。。



※金魚が買えるお店は別の投稿にあります
https://goldfish-aqua.blogspot.com/2017/04/blog-post.html



■オーバーフロー水槽

すいそうやさん
http://suisouyasan.com/


オーバーフロー水槽はここで買いました。

金魚水槽はリビングに置くインテリア目的だったので「学校の理科室にあった飼育水槽」みたくならないように注意して選びました。

  • 120cm×45cm×45cm
  • 8mmガラス厚
  • 上4面フランジ加工
    ※これはよかったです。水槽に水を張ったときの前後の膨らみを抑えられます
  • ガラス蓋4枚
    ※重くて扱いにくかったので後からアクリル製に買い換えました
  • 底面ステンレスフレーム補強
    ※これよかったです
  • 黒シリコン
    ※引き締まった印象になってよかったです
  • ウールボックス付き3層式濾過槽
    ※ろ材が鬼のように入ってよかったです
  • 揚水用マグネットポンプ
    ※海水用がセットになっていたため水流強すぎました涙。後から2段階弱いポンプに買い換えることになりました。
    水流は金魚の体形に影響したり、ゴミを底に沈めるのかろ過層に落とすのかのコントロールなどで重要です。しかし強すぎるポンプを設置してコックをひねって水流を落とす方法だと、ポンプに負担がかかってしまいます。
    もともとセットだった消費電力110wのポンプを48wのポンプに代えて電気代も抑えられました。
  • 扉付き水槽キャビネット(黒)
    ※黒はもう売ってないみたい?です。白木の水槽台は、大型テレビ置いてあるような(黒物家電があるような)リビングには合わないと思われますのでご注意(2017.5末追記)。


難しそう~なオーバーフローの配管ですが、最初から組み立てられていて「セットするだけ」の手軽さで良かった所です。
短時間で配管でき、オーバーフロー水槽が初めての方にもお勧めです。
購入~到着、サポートも全部ネット経由で完結できてお手軽です。


120cmオーバーフロー水槽とキャノピー



■キャノピー(水槽の上に被せる”天蓋”)を買ったお店ですが、既に無くなってしまったようです涙



  • 水槽の上に被せて使う水槽用キャノピーというモノです
    ※上の画像で水槽上の被せてある黒いモノです
  • リビングに水槽を置くならこのキャノピーがあるととってもいいです
    →水槽全体が締まって見えます
    →水の落下音を若干ですが上に逃がしてくれます
    →リビングでソファに腰かけたとき水槽ライトの光が目に入りません(これ重要)
  • キャノピーの下のラインで水槽の水面のラインを隠すように設置するとGOODです
  • 水槽台、水槽のシリコンの黒色と同じ色のセミオーダー品
  • 意外に軽かった
  • 材質は化粧板で水が跳ねても染み込みません
  • 水槽用LEDライトが乗る”縁”やLEDライトの電源コードを通すU字穴もついています



■ろ材「Shinsuke バイオスポンジ」


濾過槽の第3層のろ材として「バイオスポンジ」なるものを2袋(約10L程度)セットしています。
バイオスポンジはここで買いました。

大谷錦鯉店
http://www.nishikigoiten.com/


↓こんなものです。(リンク張って大丈夫かな)
http://www.nishikigoiten.com/shop/products/detail.php?product_id=3046
バイオスポンジ 1t用 1袋
バイオスポンジ

上の画像1袋で約5L程度あります。
このバイオスポンジ1袋で1トンの水に対応しているとのこと。
ろ過層の第3層は、ろ材が12Lくらい入るので2袋分(約10L程度)投入してあります。

バイオスポンジの材質は、よくあるエアポンプ式のスポンジフィルターの材質に似ていて、大きさは4~5センチ角に切られているものになっています。

スポンジろ過最強説を唱える人もいるようですが、スポンジをオーバーフロー濾過槽に大量に投入するこの方式!経過はまたどこかで書きますね笑。

※メーカ保証外の自己判断ですが、同梱の砂利ろ材(麦飯石のようなもの)は入れませんでした。洗っておいていつか使います。


■ろ材「カミハタ バイオボール」


水槽購入当初は、ガラスリングろ材(安いので)を使っていたのですが、単に興味で濾過槽の1層・2層ともに満タンのバイオボールに変えました。





チャームのバイオボールのページ ※アフェリエイトではないのでご安心を(笑)



http://www.shopping-charm.jp/ItemDetail.aspx?tid=10&catId=1005700000&itemId=61507


3層ある濾過槽のうち、1層・2層は「バイオボール」、3層は「バイオスポンジ」になっています。
2層目内で強めのエアレーションをしています。水面に立つ泡の消え方を見るのも、水の状態を見るのに役立っています。
※念のため、バイオボールは「ドライろ過」用のろ材ということですが、ここではウェット用として利用しています

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2017.6追記

  • 東日本大震災時、かなり揺れましたが水槽は問題なしでした
  • オーバーフローの水があふれる事故は、水替え時によくやってしまいます汗
    ※給水しているホースの蛇口を止めるのを忘れてしまうのが原因で水槽の問題ではありません
    ※普段の運転時にあふれたりすることは今のところ1度もありません
    (ポンプの故障とかになったらわかりませんが。。。)
  • 水面の位置を高くしたいのと3重管内に落ちる水の音を軽減するため、自作でめん棒のケースを加工したものをフロー管の上に被せています
  • オーバーフローではウールボックスから第1層に落ちる水の音が気になりますが、これはバイオボールを満タンに敷き詰め、水がバチャバチャならない(バイオボールに当たる)ようにして解決しています
  • ウールボックスには、「高密度スポンジ」を3枚おいています
    ※結構すぐ汚れます。物理濾過用なので短いサイクルで水道水でジャブジャブ洗っています
  • 濾過槽から水槽内への排水の水流がかなり強いので、自作で「水草購入時に水草の根の保護に付いていたプラ製の網型ポット」を3つほど重ねて排水パイプの先に被せています
  • ウールボックス内に時々ヤマトヌマエビが落ちていることがあります。。。(生きてます)

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2017-06-01

らんちゅう(江戸錦風)










らんちゅう(江戸錦風)です。への字口が「まむっ激」って言ってそう笑。

 オレンジの頭にへの字口(2回言うな笑)で、体全体にはキラキラうろこ(ラメっていうんでしょうか?)が入っています。


↓キラキラうろこはこんな感じ(下の画像1枚)



特徴としては、
・意外と素早く泳ぎ、エサを誰よりも一番食べる
・とにかく誰よりも先に食べる
・まだあげてないのにエサの落下地点でパクパクして待ち伏せる

です。
道理でこれまで病気なし。


江戸錦「風」と言った理由について


解る人は解ると思いますが、
・頭は古い頃のの獅子頭風(獅子頭ともいわないのかな・・・フンタンとか無し)
・実は中国産(笑)
・ショップでは「中国産らんちゅう各種」と表示されていたミックス金魚状態(笑)
・日本産によく出ている「青」(色)もない

こんなに丸くて、肉瘤もあって、背なりもキレイで・・・なのに激安だったんです!
⇒よーく見るとわかりますが、尾びれの中心の芯・さきっぽの所が内側(下側)を向いちゃってるんですね。

※「江戸錦」で画像検索してみましょう
 ⇒やぱ日本産は色み、形、迫力など全然違いますねぇ・・・
 ウチの単に「変わりらんちゅう」なのかもしれない苦笑。


外国産だってステキだ


悪い意味じゃないんですけど、外国産の金魚って「特徴が激しい」ですよね。
色がど派手だったり、肉瘤が目が見えないほど巨大だったり。。。

上の画像の左下に友情出演している中国産(タイ産かもしれない)の黒らんちゅうも、腹まで真っ黒・肉瘤もりもり・実は肉瘤が大きすぎて被さり、目が見えていない・・・というド派手(?)さ。

それに比べて日本産の奥ゆかしさ。。。
フンタンなどへのこだわり方。。。
日本人の美意識の具現。。。

いやいや、もちろん外国産も日本産もどっちもステキです!(安い方がスキだけど笑)









ん~やぱしへの字口が「まむっ激」って言っている気がする・・・笑。






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底砂の黒色化



底砂を白にするのか、黒にするのか・・・
砂がいいのか、砂利がいいのか・・・

底砂について、経験談です。

2017年5月現在、120cm×45cm×45cmの水槽に対し、大磯3kgとブラックホール8kgを敷いています。
合計11kgで、ごく薄く敷いている意識です。


「砂」か「砂利」か。

元々は(ディスカス時代から引き継いだ)「アマゾンの白砂」(超細粒)を敷いていましたが、白い底砂だと金魚の色が褪せる(けっこう褪せます汗)ため、困っていました。
その後少し経過して「渓流砂(茶色系)」をブレンドして「茶色化」しました。


下の画像は、パっと見グレーに見えますがアマゾンの白砂+渓流砂のブレンドです。LEDが青白っぽい白を照射しているため、底がグレー色に見えます。




しかし、別の問題が出てきました。

まず「砂」だと、1つ1つの粒度が小さいため、プロホースが使えず掃除が行き届きません。(プロホースに簡単に吸い込まれてしまう、吸い込みを弱くすると掃除にならない・・・)

この状態の中で、金魚が底砂をパフパフするのが大好きなため、「エサと一緒に砂を飲み込む」「頭に砂を被ってしまう(被らせてしまう)」「肉瘤の中に砂粒が入り込む」「夜に底で休むとヒレに白いカビが付く」「常に体から粘液を出すようになる」「肉瘤が萎んだ感じになる」「肉瘤にも綿かぶりのような症状が出る」ことが発生。

水槽セット当時はとってもいい感じでしたが、時間の経過と共に、だんだんと金魚の状態が悪くなりました。

さらには、お腹をパンパンにして転覆(沈没型)する金魚まで出てしまい、気が付くと金魚全体に元気がなく、どんよりした泳ぎばかりになっていると気づきました。

整理するとこうです。


  • 白い砂は金魚の色が褪せてしまう
  • (砂利ではなく)砂だとプロホースに吸い込まれやすく掃除ができない
  • 金魚が砂をパフパフする度に砂が舞い上がり金魚の体や頭に砂がかかる
  • 金魚の体や頭にかかった砂から、金魚が粘液を出したり病気ギミになる
  • 金魚がエサを食べるときに砂も一緒に食べてしまう
  • 金魚が底に沈むタイプの転覆になってしまう



やっぱり金魚の方が優先です!
結構気に入っていたこのアマゾンの白砂+渓流砂ブレンドは、すぐリセットすることにしました。


やっぱり大磯。そしてブラックホールをブレンド。


やっぱり大磯!(笑)・・・他の経験者がそう言っているじゃないか
どうせリセットするなら、過去の問題を一挙解決したいと考えて、大磯(7厘・3kg)+ブラックホール(8kg)にしました。

「ブラックホール」がどのような砂利かは検索してください笑。(真っ黒な小石です)


リセットでやりたかったことはこうです。

  • 底砂は極薄く敷きベアタンクに近いようなメンテナンス性にする
  • 金魚はフンが大量なため、低床掃除を多めにする覚悟で底面フィルタにはしない
  • プロホースで掃除できるようにする
  • 水槽奥を少し厚めに敷くことで、安い水草をぎりぎり植えれるようにする
  • 金魚が砂を誤飲しないでかつ、好きなだけパフパフさせてあげれるようにする
  • 色あせ防止のためできる限り黒色にする


 
↓リセット後の底砂はこのようになりました(下の画像2枚)
手前は底が見えるかどうかというくらい(ゴミが溜まる余地がないくらい)薄く敷き、奥は3~5cmほど敷いています。












結構な黒色だし、これで全て問題解決です!
(リセットしたばかりで水が青白くみえています)


  • ごく薄く引いたのでベアタンクに近くメンテしやすくなった
  • 水草も植えられた(但し安くて成長の早いものに限られる)
  • プロホースで掃除できるようになった
  • 粒が大きくなり金魚が底砂を誤飲することがなくなった
  • 7厘の大磯なのでおもいっきりパフパフして頂ける笑
  • ブラックホールの黒色で色あせ防止になる



そのほかの良かったこと


  • 砂利をごく薄く敷いたので水槽内が広く、引き締まって見えるようになりました
    ※オーバーフロー濾過槽から水槽内へ水を戻すパイプを加工し、循環する水量は多く、水流は中の弱にしたことで、小さな浮遊ゴミは濾過層側に流れていきやすくなりました
    ※アマゾンの白砂を沈殿させため、水量も水流も極弱くせざるをえませんでした
  • 底砂がパフパフしやすくなったので、フンがすぐ壊れどんどん浮き上がり、水槽前面の底砂にはゴミがあまり溜まらないようです。
    ※水槽奥や水流が弱い所にゴミが溜まるが、逆に掃除しやすい
  • 灰色の大磯と黒色をしたブラックホールをブレンドすると、大磯が目立って灰色化してしまうのではと心配しましたが、問題ありませんでした。
    ※金魚がパフパフするたびにブラックホールが上に、大磯が下になっていきます。
    (完全にではありません)



画像で比較


↓白っぽかったアマゾンの白砂+渓流砂のとき(以下3枚)


























↓黒色化させた大磯+ブラックホール(以下2枚)













当面これで行ってみようと思います。
(底砂掃除をしなくてよいということではありませんのであしからず苦笑)

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番外編です。
 「黒色の砂利探し」でちょっとだけ苦労しました。
 金魚が誤飲しない粒の大きさで、真っ黒で、粒が丸みをい帯びているものが、意外と無いんです。
 検索すると黒い色をした底砂・砂利が出てくると思いますが、微妙に茶色だったり、白・黒交じりだったりします。
 一番避けたいのはキラキラするタイプの「雲母質の石」です。
 これは砂利の先が尖っていたり、小さく薄く刃物のように剥がれ落ちたりするので、魚のエラに入り込んだり、肉瘤の隙間に入り込んだりしかねません。

 結果、探しに探し回って、パフパフ用に大磯の7厘粒、黒色化用にブラックホール、その2種類のブレンド、となりました。



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